月曜日はケルンまで日帰り一人旅へ行ってきた。今から3ヶ月前、envyがヨーロッパツアーに伴いケルンでライブ公演をやると知りすぐにチケットを購入した。私が16歳くらいのときに付き合っていた彼はバンドマンで、ハードコア/メタル/グラインドの中間を漂うアングラなバンドに所属していた。私は彼の影響によりまんまとハードコアを聴き始め、邦楽洋楽問わず音楽を紹介してもらったのだが、その中でもおそらく一番聴いたであろうバンドがこの日本のポスト・ハードコアバンド、envyかもしれない。特にアルバム「All The Footprints You've Ever Left And The Fear Expecting Ahead」と「From Here To Eternity」はかなりリピートして聴いた。一度友人と今はなき横浜Club Lizardへライブも観に行った。今から約13年前になる。まさかケルンで聴けるとは思わなかったので感慨深い。
フランクフルトからICE(ドイツ国鉄)でケルンへ。中央駅を出るとライトアップされた大聖堂がすぐ目の前にあらわれ感動。大聖堂となりではクリスマスマーケットが開催されていて、ホットワインを片手にマーケットを散策後、温まった体で大聖堂の見学をした。レーベル/レコードショップKOMPAKTは残念ながら定休日だったけど、そのエリアには古着屋やレコード屋などいろいろあって面白そうだったので行ってみることに。知らない街を歩くのは楽しい。ここでも別のクリスマスマーケットが開催されており、おもしろい屋台が沢山出ていたのでもっとゆっくり見たかった。ライブが始まるまであまり時間がないので、ベトナム料理屋にてささっとビールで喉を潤し、フォーを食べて腹ごしらえ。電車に乗って今回のベニューGebäude9へ向かった。
前座のバンドが終わり、この曲と共にenvyが登場。最高...。
おそらく9割以上ドイツ人、20代前半〜40代前半。ちょうどよい具合に満員。黒パーカー、黒Tシャツ率高し。モッシュとかはなくみんな真剣に聴き入ってた。日本語の詩的な歌詞はドイツ人にどう響いているのだろうと思ったけど、私でさえ数秒後には彼らが何を言ってたか忘れてしまう。それでも心地の良い選ばれた言葉たちが頭によぎり身体に染みていく感覚が好きだ(絶叫パートは何を歌っているかよくわからないけど、声が音楽の一部として機能していて不思議としっくりくるのがすごい)。最初の曲意外は知らなかったけど、ケルンまで来てよかったーと思える大満足のライブでした。かっこよくて溜息がでた。終盤は後方に移動して聴いていたら、首を振ってエアギターを弾くように踊ってる人がいて最高だなと思い私もその場で聴き入って踊っていました。「This is the last song...」と言っていたのでギリギリ最後まで聴き、バスの時間が迫っていたので、物販をゆっくりみる暇なく乗り場まで急ぐ。帰りのバス車内は真っ暗で、ライブの余韻に浸りながらiPodでenvyの音源を聴いていたら2時間はあっという間に過ぎ、フランクフルトに到着。
アルバム全ていいけど一番エモーショナルになる曲
昔のライブ映像発見
「From Here To Eternity」