アンビエントワークス

7、8年前にロンドンのフェスティバルで初めてAphex Twinのライブをみた。(記憶が曖昧だけど確かLoveboxかField Dayだったと思う)。フェスティバルの経験が少なかった私はフェスの雰囲気に圧倒され、楽しみにしていたAphex Twinは一瞬で終わったような気がする。覚えているのは彼か彼のダンサーがピカチュウの着ぐるみを来て、パフォーマンス中にジャンプしていたこと。ステージ上にオーディエンスの顔が映されるのだが、自動的に「I care because of you」カバーのリチャードの顔に入れかわっていたこと。

先月日本に帰国していたときに彼のVinyl「Selected Ambient Works 85-92」を購入した。レコードで聴くと、また違う感動とあたたかさがあっていいなあ。もちろん自分のそのときの感情や環境の影響も大いにあるけど、聴くたびに何か発見があったり一種の感動がある。Aphex Twinのライブを見たのは上記で書いたフェスティバルが最後だけどもう一度生で聴いてみたい。でもって、彼の音楽はなんでこんなに色褪せないんだろう?最近気に入ってリピートしている彼のトラックはこちら:

 

Caterina Barbieriは今年に入ってその存在を知り、頻繁に聴いているアーティストの一人。ベルリン拠点のイタリア人でRuralでプレイしたり、どうやらAphex Twinの前座?もしていたようだ。このアルバムはBandcampで購入。繊細でメランコリーなメロディーとモジュラーの響きがたまらない。モジュラーって遠い存在に感じていたけど、彼女のトラックを聴いてどこか少し身近に感じるようになった気がする。来年はどこかで彼女のライブを聴けたら嬉しい。