Schritt fuer Schritt

友達がうちに滞在していたのが昔のことのように感じる...てくらい彼女が帰ってからここ数日、不思議な時間の感覚の中にいる気がする。そういえば来週から今のPraktikum先で仕事ができることになり、先日契約書にサインをしてきました。新しい環境で新しい仲間と一緒に働けること、わくわくドキドキ。もちろん楽しいことばかりではないだろうし、ドイツ語もまだ全然完璧ではなく間違えたり落ち込むことは多々あるけれど、使うことによって日に日に自信がついているのを実感する。ボスも言っていたけど、Schritt fuer Schritt(Step by step)やっていこうと思う。先日、仕事先で手伝いをした日の終業後「明日は働いていないの?」と聞かれ、「うん次来るのは来週かなあ。あなたの新しいアシスタントになるね!」と言ったら、「この仕事場では“アシスタント”なんてないよ。あなたは“仲間(Kollegin)”!」と言われウルッときました。周りの人々に本当に支えられている。ここで働くことは仕事だけでなく人間としての学びと成長にもなりそうです。

 

この前友達とKate Bushの話で盛り上がったりしたことを思い出して聴いた曲

Kate Bushからの...FKA twigs(また)。数年前にリリースされたものを聴いています

How's That

How's That

  • FKA twigs
  • エレクトロニック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 そしてここ数日caterina barbieriをまたよく聴いています。このVinyl欲しい...

caterinabarbieri.bandcamp.com

リヴィングルームのソファとテーブルの位置を変え、少しだけ模様替えしたら居心地がとても良く、ヨガをするスペースも広くなってとても快適。自然とこの部屋で音楽を聴く時間も増えました。先日のベニューのフロアに敷いてあったような大きなクッション?マットレス?が欲しいけど検索してもなかなかコレというものが見つからない。自分の家が大好きなので、より良い空間にしていきたい。

春の掃除/Frühlingsputzen

ドイツ人の家はキレイだ。もしくはドイツ人はきれい好きだ、と言ったほうがいいのかもしれない。少なくとも私の友達、知り合いのドイツ人宅はみんなしっかり整頓されていて、部屋は隅から隅まで磨かれている。実家やフラットシェアをしていた私はどちらかというと掃除に対してレイジーで、少し汚れてから掃除すれば良いじゃん、くらいに思っていたので、もしかすると家族や友人からだらしのない人だと思われていたかもしれない。ロンドンで少しは学んだつもりだったけど、今思えば足りていなかった。ドイツに来てからというもの周りの影響もあり今まで以上にこまめに掃除しているつもりだが、今日は窓から日差しが差し込み、いつも以上にくっきりと見えた汚れに驚愕し窓掃除をすることにした。フランクフルトに越してきてからは床やキッチン、お風呂場などは少なくとも週1で掃除をしているけど、窓は全然できてなかったのですっきり。どうやらドイツでは「春の掃除」という言葉があるらしく、イースター前までには窓掃除をするらしい。多分前にも書いたけど、掃除をすると心が落ち着くしスッキリして気分がいい。ここ数日春のような陽気で、先日のオフェンバッハのイベントではこの時期珍しく外で煙草を吸うときジャケットがいらないくらい生暖かく、「温暖化だね...」なんて話を友達とした。

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窓掃除before and after。時間帯の関係もあるけど、写真で見るとわかりやすい...

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たまにRJで配布されるポスターを貼ってみた

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友達からお土産に頂いたお茶が美味!

 

a lovely weekend with b

友達が今日ロンドンへ帰っていった。金曜日の昼すぎにうちに到着。のんびり話して近所のカフェでお茶してから、夜はMukuというお気に入りのモダンな日本食ラーメンバーで夕食。友達もとても気に入ってくれたようで、頑張って予約をした甲斐があった。土曜日は天気に恵まれ、マルクトの屋台でブランチしたあとはマイン川沿いのフリーマーケットを散策し、カフェでお茶をしながらキャッチアップ。レコードショップやクラインマルクトハレをまわって最後に食材を買い出し、夜の私の誕生日パーティーでの食事作りを一緒にした。彼女も料理が大好きなのでとても楽しかった!悩んだ末に最終的に出したメニューはこちら:手巻き寿司(アボカド、胡瓜)、フィロパイ(ポテト、玉ねぎ、マッシュルーム、キドニービーンズ、スパイス)、ミックスサラダ、フムスを乗せた焼きマッシュルーム、オリーブ、プロシュート、チーズ、バゲット、チップス、その他ディップ。デザートにチーズケーキ。

料理後、カリームにこれじゃ足りないよ!と言われ急遽追加の買い出しへ。これがとてもよき判断でした。笑 合計15人くらい来て、ほぼ全て食べてもらえた。少し足りないくらいだったかな...。勉強になりました。

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みんなが到着してのんびり飲みながら話、夜中に向かった先はRobert JohnsonのFries Before Guysという定期的に行われているクイアーパーティー。音楽・雰囲気共に新鮮で楽しかった。日曜日はオフェンバッハの芸術大学の一角で行われたJane Fitzのアンビエントセットをマットレスが敷かれたフロアに横たわりながら堪能。とっても美しくインスパイアリングなセットでした。

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積もる話をキャッチアップしたり、一緒にヨガをしたり、とにかくとってもパーフェクトな週末になりました。私なりのフランクフルトのお勧めスポットに連れていき、彼女も気に入ってくれたので良いおもてなしができたと思う。とても気の合う貴重な友達の一人。次に会うときが楽しみ!

 

おまけ

芸術大学のベニューの2階にあるトイレ。階段からトイレの壁全体まで落書きだらけ。笑 広くて閑散としててなかなか不気味でした。なんだかGaspar Noeの映画に出てきそう。思わず写真に収めてしまった。

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und so weiter

昼からCheffinとのGespraechへ。実際に会って話すと言葉足らずになってしまって、あーもっと伝えられたなーと思うけど、grundsätzlich ist es gut gelaufen, finde ich:) ここでは沢山のことが学びになるし、刺激をもらえる。ミール、特にベジタリアンフードは今まで食べた中でも一番と言えるくらいどれも新鮮で美味しくて、この料理をこの環境で学びたいと思った。es hat mir sehr gut gefallen und sehr sehr inspiriert. 知らない単語がたくさんあり分からなくて何度も苦戦した(今もしてる)けど、ドイツ語も問題ないよ、と言われ、色んな感情がこみ上げてきて泣きそうになった。ドイツ語は日本語の「よろしくお願いします」という表現がないので、「今日は時間をいただきありがとうございました。またすぐに会いましょう!」と言ってきました。これからも楽しみです。

チャリをすっ飛ばして帰宅後、すぐにDommuneにチューンイン。Mars89のDJからGEZANのライブ、ヤバかった。ぶっ飛ばされました。今の時代に必要なエネルギー。歌詞も最高。時代が彼らを作り出したのなら、いまの時代に感謝します。GEZANアルバムプレオーダーしました。

jusangatsu.bandcamp.com

試作

溜まった洗濯物を一気に片付ける。掃除機かけて、気になるところを拭き掃除して、気持ちもすっきり。

ベジミール練習 その1「ボンベイポテトとマッシュルームのパイ」

クミンとコリアンダーをスパイスにしたポテト、マッシュルーム、オニオンのフィリングをフィロ生地で包み、白ごまをトッピングしてオーブンへ。なかなか美味しかったけど、生地が少しドライなのが気になる。フィロがもっとパリパリしてるといい感じ。次回はブラックビーンズ入れて、フィリングを多めにして、パイ生地にオリーブオイルかバターを少し多めに塗ろう。

料理をしながら来週末のパーティーの予習。最近Joy DivisionとかDepeche Modeのような雰囲気の音楽がしっくりくる私にはグッときたミックス。インダストリアル、ダークな80'sポップが入り混じるスタイルいいな〜。RJのサウンドシステムと相性が良さそう。来週が楽しみになってきた。

soundcloud.com

 

カリームの顔をみると落ち着く。声と匂いも大好き。いつもありがとう。これからもよろしくね。

ベジタリアンミールの可能性

あっという間に日曜日。Praktikumが始まってから時間の流れが早かった。

仕事場は親切な人ばかりで楽しく、勉強になることもたくさんで刺激的。ここで働けるといいなあと思いつつ。来週あたりに上司と今後について話す予定。

職場のスタッフミールでいただく食事が毎日美味しすぎる。ほとんど毎日ベジタリアン仕様なのだけど、新鮮な素材を使っているし、様々な調理方法で野菜への大きな可能性を感じずにはいられない。イギリスのJamie Oliverのような、フランスとイタリアン、(ドイツ)、アジアが混ざったような...ヨーロッパ料理のいいとこ取りしたような独特さのある、日本ではあまり見かけない料理。とても興味深いし私も上手に作れるようになりたい。

最近食べて印象に残ったもの、自分への覚書としてここに記しておきます: ヨーグルトソースと和えたキヌア、ひよこ豆レンズ豆ナスなどの野菜サンドライトマト入りレッドカレーとバスマティライス、バジルソースと和えたベイクドポテト、山のチーズ乗せ野菜ラザニア(ナスやズッキーニなど)、ゴマ付きサクサクのペイストリーに包まれたマッシュポテト(ポルチーニ入り?)、カリカリの揚げ衣に包まれたキノコレイヤーとキドニービーンズ入りインドパコラ風、薄くスライスされた皮付きポテトレイヤーのローズマリー風味グラタンチーズのせ、 ハーリング(ニシン)、リンゴ、オニオン、ディル、ヨーグルトソース?和えサラダ

自分の誕生日に作る料理のアイデアをもらった。今のところはこんなアイデア

・ゆかりごはんと胡瓜の細巻き

・胡瓜、アボカド、ゴマの細巻き

ベジタリアン春巻き(キャベツと人参フィリング)

・ミックスサラダ

・ローストポテト 

...なんとなく少し寂しいメニュー。もう少し考えます。デザートはどうしよう。

 

ここ1週間は仕事のことなどで頭がいっぱいで、音楽を聴く余裕があまりなかった。

起床→ヨガ→ラジオ聴きながら朝/昼ごはん→少しネット→お風呂に入って本を読む→準備→仕事→帰宅→顔を洗って本を読んで寝る

今日はお風呂にゆっくり浸かりながらパックしたり、納豆ごはん食べたり、ネットサーフィンしたりする。Hueyのラジオアーカイブも聴きたいな。

パンとお米

週末から溜まっていた洗い物を片付け、部屋の掃除、買い物などを済ませるとあっという間に昼過ぎだ。一昨日からガス切れのコンロがまだ使えないので、自転車で5分の距離にある日本食デリで唐揚げと手巻き寿司一本をテイクアウェイ。家に帰って自家製味噌、出汁パック、乾燥わかめ、切ったネギなどをまぜてお湯に溶いたら即席お味噌汁の出来上がり。緑茶も入れて、一息つく。はあなんか元気が出てきた。私はパンより断然お米・麺派だ。日本にいたときはサクッと食べれる駅のホームのおにぎり屋さんや、立ち食い蕎麦屋さんなどにお世話になっていたけれど、もちろんそんなものはドイツにはなく、代わりにパン屋さんがたくさんある。ドイツのパンは安くて美味しい。パンにもたくさん種類があるが、Brotchenという小さめのパンはこちらではとてもポピュラー。Brotchenを半分に切って、バターを塗り、チーズやハム、スモークサーモンなど好きなものを乗せて食べるのは、明太子や海苔、ふりかけなど"ご飯のお供"の感覚に似ている。屋台でカリーヴルストやソーセージを頼むと、このBrotchenも一緒についてくることが多い。

ロンドンにいた頃は、朝食にライ麦のトーストをよく食べていた。カリッと焼いた熱々のトーストにバターとマーマイトを塗って、紅茶にミルクを少し入れて飲むのが一時期私の定番だった。でも最近はトーストも滅多に食べない。パンも基本的に週末の朝ごはんに一つ食べるか食べないかくらいだ。皮肉なことにドイツに来てからパンを食べる機会がだんだんと減っているような気がする。ヨーロッパ在住でパンが好きではない(というと誤解を招くことになる。パンは好きだけど、少量ですぐにお腹が膨れる。かつパンより断然米&麺派)というのは致命的かもしれないと時々思うこともあるが、お米も麺も簡単に手に入るし、なんだかんだやれている。それでも、ひとつ単位から買うことができる明太子のお握りや、とろろ蕎麦などがとてつもなく恋しくなる時がある。将来これがヨーロッパでサクッと食べれる日が来るのだろうか。でも、日本に帰る時のお楽しみとしておいたほうが、帰国時のありがたみが増していいのかもしれない。