大文字小文字

気になっていたFKA twigsのアルバム「MAGDALENE」を購入。今のところお気に入りの曲は「cellophane」。アルバム名は大文字、曲名は全て小文字。彼女のアーティスト名にしても大文字と小文字の使い方が絶妙。友達と連絡取り合ったりSNS見たりして思うけど、最近小文字を使うのが流行り、というか使い方の位置が変わりつつある...気がする。大文字より小文字のほうが優しい印象。

 

昨日は一日中雨。昨夜買い物を終えて店を出ると雨から雪に変わっていた。

スープ

寒い季節になってから、我が家の夜ご飯はスープもしくは鍋ひとつでどかんと出来るものが多くなってきた。簡単で栄養もあり体が温まる。ここ最近では、じゃがいもとパスタとチーズの煮込み、スンドゥブチゲ、豚バラと白菜のうどん、オニオンスープ、レンズ豆のスープなどを作った。出汁系のスープの場合は翌日ご飯と卵を入れ雑炊にして、朝ご飯に食べたりする。別でご飯を炊いたりすることもあるが、じゃがいもや麺類が入っているので平日の夜はボウルいっぱいで済ませることが多い。手作り味噌がたくさんあるので近々豚汁も作ろう。カリームはあまり好きではないみたいだけど、鍋いっぱいにおでんも仕込みたい。

それから先週作ってヒットしたものといえば春巻き。巻き方もタネの仕込みも餃子よりも手間がかからないと思うし、揚げたてはサクサクして手軽につまめて美味しい。冷めたものも好きだ。最初は豚肉、白菜、人参、木耳、春雨...と我が家の定番のタネにしたが、次の日は冷蔵庫にある紫キャベツをニンニクで炒めたものを包んだ。ベジタリアンにも出来るし、中身はなんでもいいと思った。次回はグラニースミスとチェダーチーズ、キャラメライズしたオニオンのタネに挑戦したい。

 

今夜の一曲: Chance by D.A.N.

切なくて、フレッシュで、アンニュイなメロディー。つながっているのかわからないけどどこかテーマが一貫しているような詩的な歌詞もいい。

Chance

Chance

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kode9

学校が始まる時間とdommuneの時間が丸かぶりで中々観れないのだけど、今日は事情により家でdommuneを観賞することができた。Kode9が出演していて選曲かっこよくて痺れた。立ち振る舞いもクール。。。去年リリースされたKode9とBurialの「Fabriclive vol.100」もよかったが、久々に彼の昔の曲を聴きなおしたらなんだか新鮮だった。大きいサウンドシステムでベース音に包まれてダブステップとかレゲエとか聴きたいなぁ。自分が知らないだけかもしれないけど、フランクフルトではそういうイベントがなかなか見つからない。ロンドン在住時はそういったイベントに興味が湧かなかったけど、今になって行ってみたいなと思う。

以下Youtubeの楽曲はKode9と44歳の若さで永眠したThe Spaceapeというイギリスの詩人/MCの作品。

Addiction

Addiction

  • KODE9 & the Spaceape
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Portal

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  • KODE9 & the Spaceape
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エレキングの記事もおもしろかった。

http://ele-king.net/interviews/007286/

ドイツの冬

ドイツの冬は寒いけど、家の中はセントラルヒーティングでポカポカ。外はクリスマスのデコレーションやマーケットで賑わっているので寂しく感じることがあまりない。先日訪れたクリスマスマーケットではホットワイン...でなくこの地域ならではのホットアップルワインをチョイスした。スパイスが効いたアップルワインを飲むと体が温まり、いつもより余計に厚着をしてきた私は少し汗ばむくらいだった。食べ物の屋台もいっぱい出ていて、本当はKartoffelpufferをツマミに飲みたかったけど、夜はドイツレストランを予約しているということで我慢。レストランではアップルワインの炭酸水割り(ザワーゲシュプリッツァー)とグリューネゾーセのシュニッツェルをいただき、食後のシュナップスに枇杷入りカルバドス(リンゴの蒸留酒)をキュッと飲み干して(調子に乗って3、4杯は飲んだ)うん、フランクフルトの味は美味しいなあ。ドイツ人の友人たちに囲まれ、ほろ酔いでドイツ語もいつもよりは流暢に話せたかなきっと。

 

日曜日はマーティンスコセッシとミックジャガー製作の「Vinyl」というAmazonプライムのシリーズを観始めたけどなかなかおもしろく、ソファでゴロゴロしながら観る二日酔いの休日にはぴったりだった。お昼は近所のチベット料理をテイクアウトして休憩?をとりつつ観賞を続ける。当時のニューヨークってこんなだったのかしら。それにしてもアルコールとコカインの摂取量!それぞれの衣装が素敵なのも印象的だった。

現場に行って音を体感すること、自分が好きなものは貫く-でも硬い頭を持たず柔軟に...。新しいものって最初はすぐには慣れないけど、理解しようとすることはできると思う。それが自分に合うかどうかはトライしないとわからないし最初からダメだと決めつけたくない。音楽に限ったことではないけれど、歳をとっても何事も枠に囚われずに楽しめたらいいな。そしていつかは子供とフェスに行ったりして音楽を紹介しあう...みたいな関係をつくりたい...とか二日酔いの頭でぼんやりと思った。

少し似たトピックとして最近読んだJeff Millsのコメンタリーが興味深かった。https://www.mixmag.jp/news/1911-jeff-mills.html

そして最近友人を通して知ったFKA twigs。最初聞いたとき私の耳にはグッとこなかったけど、徐々に気になる存在になりつつありチラチラ試聴をしてしまう。まだ楽曲を購入してないのでしっかり聴き込んでないけど、オペラ、グライム、R&Bとか混ざってるのがイギリスっぽくておもしろい。歌詞の内容も気になるし、ダンサーでもある彼女はなによりライブパフォーマンスがすごいとの噂。来年フジロックあたりに出演するような気がする...。

 

Cellophane

Cellophane

  • FKA twigs
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アンビエントワークス

7、8年前にロンドンのフェスティバルで初めてAphex Twinのライブをみた。(記憶が曖昧だけど確かLoveboxかField Dayだったと思う)。フェスティバルの経験が少なかった私はフェスの雰囲気に圧倒され、楽しみにしていたAphex Twinは一瞬で終わったような気がする。覚えているのは彼か彼のダンサーがピカチュウの着ぐるみを来て、パフォーマンス中にジャンプしていたこと。ステージ上にオーディエンスの顔が映されるのだが、自動的に「I care because of you」カバーのリチャードの顔に入れかわっていたこと。

先月日本に帰国していたときに彼のVinyl「Selected Ambient Works 85-92」を購入した。レコードで聴くと、また違う感動とあたたかさがあっていいなあ。もちろん自分のそのときの感情や環境の影響も大いにあるけど、聴くたびに何か発見があったり一種の感動がある。Aphex Twinのライブを見たのは上記で書いたフェスティバルが最後だけどもう一度生で聴いてみたい。でもって、彼の音楽はなんでこんなに色褪せないんだろう?最近気に入ってリピートしている彼のトラックはこちら:

 

Caterina Barbieriは今年に入ってその存在を知り、頻繁に聴いているアーティストの一人。ベルリン拠点のイタリア人でRuralでプレイしたり、どうやらAphex Twinの前座?もしていたようだ。このアルバムはBandcampで購入。繊細でメランコリーなメロディーとモジュラーの響きがたまらない。モジュラーって遠い存在に感じていたけど、彼女のトラックを聴いてどこか少し身近に感じるようになった気がする。来年はどこかで彼女のライブを聴けたら嬉しい。

 

めざめのあさ

Kate Bush - Rubberband Girl。

今朝BBC Radio6のインスタでこの曲を知った。Radio6はロンドンにいた時から聴いているイギリスBBCがもつのラジオ番組の一つ。それぞれ曜日と時間でホストがいて、土曜日のイギリス時間10時〜のThe Huey Showは私のお気に入り。かなりの頻度で聴いている。BBC Radio6のInstagramのポストもおもしろいしフォロワーのコメントも音楽愛に溢れているのが多くて読むのが楽しかったりする。

 

またMariah。美しい音色。こんなバンドがやりたい。